2011年3・11あの日宮城にいた
千年に一度の災害。別次元に迷い込んでしまったと感じたあの日。幸いにも家族も家も無事だったけど、実はあまり思い出したくないのです。震災後1ケ月ほどで自宅で入浴ができるようになったくらい恵まれていたし、たまたま震災前に買っていた東京行きのバス切符が有効で、新幹線が不通の中、食糧の買い出しに行けたのです(節約志向でバスを選択してたのが幸いだった)東北道はでこぼこで、行き交う車両は自衛隊の車両とタンクローリー。どのパーキングでも自販機は全部売り切れでした。
楽しむことも大事だと教えられた
夏になり、地元の友人たちと日帰り温泉で再会できた時は、本当に嬉しかった!! 笑顔と温泉に癒された至福の時間。 2年後には九州、大阪、広島に住む学生時代の友人たちに誘われ、まだ津波の痕跡が残る仙台空港から関西へ。友人企画の大阪食い倒れツアーを堪能。「これからもどこかで元気で再会しよう!」と誓い合いました。甚大な被害の方々には申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、旅の楽しさを思い出しました。
ベトナム再会の旅
生きていればこそ会いたい人がいる。夫の古い友人がベトナムにいることがわかり、再会の旅。初めてのベトナム、ハノイ美術博物館。この国の深い歴史とベトナム戦争絵画に言葉が出ません。辛い時代はまさに昨日のことのように感じられました。
最後に会ったのは20世紀。古い友との話は尽きません。驚いたことに震災後、福島の母親をベトナムへ連れてきて、介護していました。フランス植民地時代の名残のある街並み、美味しい料理、たくさんの若者や力強い女性たちのエネルギーを感じました。戦災後、疲れた男たちに代わり生活を立て直したのは女性たちだったとのこと。
ハノイ ベトナム料理
美しい海を見ない人生はつまらない
震災から4年後、娘からハワイ旅行に誘われましたが、どうしてもビーチリゾートは気が進みません。 「美しい海を見ない人生はつまらないよ」と言われ、ハワイ母娘旅の機会もそうないだろうと気持ち切り替えました。太陽に輝く海、夕焼けが沈む幻想的な海、人々が寛ぐ癒しの海・・海はやはり素敵でした!!
子ども達が幼い頃によく行った宮城の七ケ浜。震災後5年、6年ぶりに海開きができるようになったと聞き、夫と向かいましたが、多くが失われてしまい、記憶にある景色と全く違っていました。でも海のきれいなこと・・多くの人々の尽力に心打たれました。
ハワイ ハワイ
三陸に行きたい!
昨年仙台在住の友人が「震災後9年目にして三陸に行き、うに丼食べました!」と報告が。
きれいな海には美味しい海の幸もある!!