北海道から上京するたびに、都内観光を楽しむ友人がいます。美術館とその周辺を一人で散策する小さな旅を重ねています。

彼女に影響され、上野の美術館のその先にあって訪れていなかった場所へ散歩旅してみました

湯島天満宮

受験シーズンや初詣で賑わうパワースポットは思いのほか、こじんまりとしていました。

458年雄略天皇の勅令により創建(とても古いのですね)

時が流れ、1355年住民の請願により菅原道真を勘請し、合祀したそうです。

泉鏡花の筆塚も有りました。「婦系図」の舞台となった場所です。

旧岩崎邸庭園

湯島天満宮から徒歩7分ほど。とても美しい邸宅です。

ボランティアガイドさんからお話を聞くことができました。

1896年(明治29年) 岩崎彌太郎の長男、久彌の本邸として造られだそうです。

洋館から見た庭園

ジョサイア・コンドルが設計した洋館は近代日本を駆け抜けた人々が訪れたであろう場所。そして併設の和館は家族の温もりが感じられる場所でした

和館から見た庭園

設計者のコンドルは日本で初めて本格的な西欧式建築教育を行い、その門下生たちは赤坂離宮や東京駅などを設計し、さらにその門下生へと受け継がれていったそうです。

パンフレットには「時の風が吹く庭園」とありました‥

平日の昼下がりはとても静かでした